
「おとーちゃん、自転車おちてるよ。ひろってかえろ。」
「ハナちゃん、その自転車、カゴがこわれてるから、ひろってもハナちゃん乗れないよ。」
「じゃあ、いいや。」

「おとーちゃんっ!これはハナちゃんのだよねっ!?
おんなじ色の服着てるよ!!!ひろってかえろっ!」
「じゃあ、ハナちゃん、自分で持って帰りなよ。」
「どーやって?」
「くわえるとか、ぽけっとに入れるとか、運転するとか・・・」
「おとーちゃん、これは仮面らいだーの乗りものだよ!
かっこいい人しか運転しちゃいけないんだ。かっこいいって
いったら、おとーちゃんしかいないじゃないっ!!!」
きょうは、ハナちゃんの勝ちだ・・・
ハナちゃんは、バイクはあきらめてあげたけど、帰り道は
意気揚々といつもよりたくさんお尻を振って歩いた・・・