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おかーちゃんが出かけて、おとーちゃんはお留守番を引きうけた。
「い～ね～。三食らーめん食べ放題だよ。羽を伸ばせるな～。」
おとーちゃんのひとりごとを聞いて、夏芽ちゃんは羽を見に行くことにした。
「羽って背中にはえてるのよね。このあたりかしら？でも、何もないわ、、、もしかしておとーちゃんの羽って折りたたみができるとか、収納可能とかなのかしら、、、」
夏芽ちゃんは、おとーちゃんの背中を掘ってみることにした。
「カシ、カシ、カシ、、、」
おとーちゃんはくすぐったくて飛びあがった。
「あっ、おとーちゃんが飛んだ！おとーちゃんって鳥だったの？ネズミじゃなかったの？？？」
夏芽ちゃんは、おおいに混乱した。
「夏芽ちゃん、おとーちゃんはね、ネズミドリっていう新種の生きものなんだよ。」
「まあ、そうだったの？さすがハナちゃん、なんでも知ってるわね。鳥なら飛んでってしまわないように、おかーちゃんが帰って来るまで隔離しておかなきゃ。」
おとーちゃんはうなされて目が覚めた。
「うわ～、出してくれ～。なんでゲージに入れられたんだぁ～？」
ゲージの外では夏芽ちゃんが微笑んでいた、、、「ふふふ、、、」
おとーちゃんのちょっと早めの真夏の怪談、、、
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