
おかーちゃんは、大掃除で出た大きなごみ袋を3つ台所に置いたままにして、おとーちゃんと買い出しに行った。
「うわー、やられた!あっ、夏芽がタッタッタッて戻っていくわ。さては犯ワンは夏芽ね!」
「いいよ、片づけるから。」
「そう?でもたいへんよ。」
「ん?うわあああああ~、なんじゃこりゃあ!」
おとーちゃんは切れた。ごみ出し係はおとーちゃんだからである。
「ごはん抜きっ!ハナも連帯責任だっ!」

夏芽ちゃんはいつものようにお風呂場に逃げ込んだ。
「いいもん、ごはんはおかーちゃんからもらうから。ふん、おとーちゃんなんかきらいよ。」
「夏芽、戻ってこないよ。足の裏が冷たくなってるのに。夏芽はガンコだなあ。」
久しぶりのごみ袋やぶり、夏芽ちゃん、完全復活である、、、