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ハナちゃん日記♪ 保護犬ハナのつぶやき
3代目ダックスとして捨て犬ハナが我が家にやってきた。お見合いからトライアル、正式譲渡を経て、家族になった。
ネズミさん抑止力&追い出し作戦
風
ハナちゃんちに、またネズミさんがやってきた。
「この家、よっぽど居心地がいいんだねぇ。」
おとーちゃんは、半分あきらめ顔だ。

「もー、冗談じゃないわ!」
おかーちゃんは、ハナちゃんと夏芽ちゃんを台所に引っ越しさせた。
「ハナちゃん、夏芽ちゃん、番犬よろしくね!ネズが来たら、ワンワン吠えて追い払ってね!」

翌朝、ネズさんの痕跡を見つけたおかーちゃんはがっかりした顔でハナちゃんたちに聞いた。
「ハナちゃん、追い払ってくれなかったの?」
「ネズさんてさ、うちにいたハムスターの茶々丸さんとおんなじ顔してたよ。飼ったらどう?」

おとーちゃんもハナちゃん達も頼りにならないとわかったおかーちゃんは、庭に来るネコさんに声を掛け始めた。
「うちの床下に住んでもいいわよ。座布団用意するわ。住み心地抜群よ。」
常連の三毛さんと白黒さんは無視して行ってしまった。

おかーちゃんはあきらめない。今度はお散歩途中で会うネコさんをリクルートし始めた。
「うちに来ない?猫缶あげるわよ。」
でもみんな逃げて行った。

「こうなったら馴染みのネコさんに頼むしかないわ。」
おかーちゃんは、美にゃんこさんに会いに行った。
「ネズ1匹捕まえるごとに、猫缶とおやつでどう?」
「わたし、半分ペルシャだから。ネズミは捕まえないの。」

美にゃんこさんにも断られたおかーちゃんは、半ギレした。
「こうなったら、何が何でもうちから移動してもらうわ!」

「おかーちゃん、動物って地震が来るときには、察して逃げるっていうじゃない?ネズさんが来てるってことはさ、地震が来てもこの家つぶれないってことだよ。いい兆候じゃん。」
「そうねえ、、、でも、出てってもらうわ!」
ハナちゃんの説得もむなしく、おかーちゃんは次のネズさん追い出し作戦を考え始めた。

「ハナちゃんをネズ番犬に変身させればいいんだわ。」
おかーちゃんは、風さんに頼んでハナちゃんを教育しはじめた。
「ネズ番犬、、、ネズ番犬、、、ハナちゃんはネズ番犬、、、」
風さんはハナちゃんのお耳をフワフワさせてささやいた。
「う~、もう!ハナちゃんやらないよ!」
「おかーちゃんもあきらめないもん!」

「わたち、思うんだけど。まりこさんちから期限付きでネコさん借りてくればいいのに。レンタルにゃんこよ。なんかこれ、流行りそうじゃない?」
夏芽ちゃんは、おかーちゃん相手のビジネスを始めることにした。
「もうかりそうだわ。今のネズさんが出て行ったら、他のネズさんに来てもらえばいいのよね。」
夏芽ちゃんは、次に来てもらえるネズさんを探しに出かけることにした。

ネズさん、当分いなくなりそうにない、、、